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やりたい放題 書き記す

No.89

『Stop Making Sense』観た

すげー楽しかった。こんな楽しくなることある??ってぐらい楽しかった。
演者がみんなニッコニコで音楽を作り上げててこっちまで楽しくなってくる。楽しい〜。

未完成のステージ、1曲ずつパートが増えていったり、黒子に扮したスタッフさんが生でステージを組み立てていく演出が面白かった。
ブロードウェイ公演の『American Utopia』の源流ってここにあったんだなぁって。

恥ずかしながらトム・トム・クラブをこの映像で初めて聴いたんですが、クリスとティナ夫婦まじでてえてえ…となってしまった。可愛い。楽曲もキッチュな感じで良い。
デイヴィッド・バーンのギラつき具合がマジでヤバかった。文字通りステージを走り回って一周したり、そのばでジョギングしたりとずっと動いてる。体力ヤバすぎる。

メンバー全員がアートに造詣が深いからこその、舞台に立って聴かせるだけじゃない何かを追求していくっていう姿勢がカッコいいなぁと。
アートに造詣が深かったり、関心のある人の作り出す音楽って好きだな…と再認識。

以下、4Kリマスター版のパンフレットとブロードウェイ公演の『American Utopia』の内容に言及しているので、折りたたんでます。

デイヴィッド・バーンが『American Utopia』の公演でジャネール・モネイに『Hell You Talmbout』という曲を使わせてほしい、とお伺いを立てた時に、
彼が「自分は白人の年配の男性だけど、この曲を使っても良いですか?」って尋ねた事に、私がすごくショックを受けてしまって。
自分のアイデンティティが他者を傷付けたり不快な思いをさせたり、それこそ文化の盗用だと思われてしまうかもしれない、ていう観点が私には無かったので。
それに対して、ジャネール・モネイは「この曲は全ての人に向けた曲なので、使っても良いですよ」と返答されたそうです。

それを踏まえた上で、パンフレットの25頁、「もちろん当時から批判はあったように、〜」の部分について。
そういう批判を重く受け止めたからこその、『American Utopia』での一幕だったのかなぁと。
元々思慮深くて他者へのリスペクトに溢れた誠実な方だと思っていますが。

人って何かしら他者や他のものから影響を受けてものづくりするじゃないですか。
それなのにそんなこと言われたら何も出来なくなってしまうじゃないか…ってすげーモヤモヤしている(現在進行系)
そもそも、白人で構成されたバンドの舞台に黒人の演者が一緒に音楽を作り上げてたり(しかもめちゃくちゃ楽しそうにやっとる)、
楽曲制作に参加してるんだからそんな訳ないだろ!!って私がキレてしまった。

改めて人に誠実でありてえし、受けた物に対して敬意を払って生きていきたいな…と思ったという話でした。畳む


#TalkingHeads

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